
三者面談で「うちの子、大丈夫でしょうか?」と聞く前に。 その不安、主語は本当に“お子様”ですか?
2025年10月09日 07:49
塾長のブログへようこそ。
STEP教育学館の塾長、大森です。
間もなくやってくる三者面談の季節。
保護者の皆様は、学校の先生に何を相談しようか、少し緊張されている頃かもしれません。
これまで25年間、4000人以上のお子様と保護者様と向き合う中で、面談の場で最も多く伺ってきた言葉があります。
それが、「先生、うちの子、このままで大丈夫でしょうか?」という一言です。
お子様の将来を心から想う、愛情にあふれた言葉です。
しかし、今日はお伝えしたいことがあります。
その言葉を発する時、私たちの心は本当に“お子様”だけを見ているのでしょうか。
愛情が“小言”に変わってしまう、少し切ない理由
「もし、万が一、自分の子育てが間違っていたら…」
お子様を愛するからこそ、ふとそんな得体の知れない不安に襲われることはありませんか?
とても不思議なもので、お子様が体調を崩してしんどそうにしている時は、心から優しくなれる。
それなのに、元気になった途端、勉強のことや生活態度のことで口喧嘩になってしまう。
そして後から、「あんなこと言うつもりじゃなかったのに…」と自己嫌嫌悪に陥る。
これは、あなただけが抱える特別な悩みではありません。
むしろ、真剣にお子様と向き合っている証拠なのです。
一方で、お子様自身も、心の中ではがゆい思いをしています。
小さな頃は何をしても「すごいね!」「上手だね!」と手放しで褒められたはずなのに、中学生になった今は、できていないことばかりを注意される。
「早くしなさい」
「勉強はしたの?」
それでは、面白いわけがありませんよね。
なぜ、あんなに愛おしかった我が子に、私たちはつい厳しい言葉を投げかけてしまうのでしょうか。
答えは一つです。
それは、保護者様の「不安からくる苛立ち」に他なりません。
「このままで、この子の将来は本当に大丈夫だろうか」という強い不安が、本来の温かい愛情を、「小言」や「注意」というトゲのある言葉に変えてしまうのです。
あなたは、お子様の“今”を見ていますか?
そして、ここからが最も大切なことです。
その不安が心の大部分を占めてしまうと、私たちはいつの間にか、目の前で生きている“お子様自身”を見るのではなく、お子様というスクリーンを通して“自分の不安”という映画を観てしまうようになります。
テストの点数、提出物、部屋の片付け、言葉遣い…。
もちろん、それらも大切です。
しかし、それ以上に大切な、お子様の表情、声のトーン、友達と話す時の笑顔、部活に疲れた背中、ちょっとした態度の変化。
私たちは、その“今”を、どれだけ見つめてあげられているでしょうか。
私たちSTEP教育学館が、どんなお子様に対してもまず「あなたは大丈夫だ」と伝えるのは、この部分を信じているからです。
私たちは成績という結果を見る前に、まず、お子様自身という存在そのものを100%肯定します。
そして、保護者様の不安を全て受け止め、共有することから始めます。
STEPの面談は「作戦会議」
チームで、お子様の未来を考えます。
だからこそ、私たちの塾の面談は、一方的に塾の方針をお伝えする「報告会」ではありません。
保護者様とお子様、そして私たちが、同じ目標に向かう一つのチームになるための「作戦会議」です。
まず、保護者様のお話をじっくり伺います。
ご家庭での悩みや不安を、どんなことでもお聞かせください。
以前、あるお母様が「塾に通い始めて一番変わったのは、息子ではなく私かもしれません。
先生が息子の良いところを沢山教えてくれるので、家で息子を褒める回数が劇的に増えました」と笑顔で話してくださいました。
家庭の空気が変われば、お子様は必ず変わります。
お母さん(お父さん)、あなたは一人ではありません。
子育てという、正解のない壮大なプロジェクトを、たった一人で背負う必要はありません。
あなたの不安が少しでも軽くなれば、お子様は必ず本来の輝きを取り戻します。
「うちの子、大丈夫でしょうか?」
ええ、大丈夫ですよ。
なぜなら、これほどまでにお子様のことを想い、悩み、この文章をここまで読んでくださっているあなたが、親なのですから。
まずは、お子様のため、そして何より“あなたご自身”のために、その不安な気持ちを、この道25年の私に聞かせてもらえませんか?
STEPの無料体験は、学力診断だけでなく、保護者様のための「個別教育相談」も兼ねております。
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