大阪松原市の学習塾STEP教育学館のブログ

「なんで、うちの子は…」と悩む保護者様へ。 そのイライラ、原因は「理想」ではなく「完ぺき」を求めているからかもしれません。

「なんで、うちの子は…」と悩む保護者様へ。 そのイライラ、原因は「理想」ではなく「完ぺき」を求めているからかもしれません。

2025年10月28日 08:22

「うちの子は、本当はもっとできるはずなのに」

「子どものためを思って言っているのに、なぜ響かないんだろう」


そう感じたことはありませんか?

お子さんへの期待(=理想)が高いほど、現実とのギャップに歯がゆさを感じ、つい強い言葉をかけてしまう。


そして、そんな自分に少し嫌気がさす…。

それは、保護者様がお子さんの将来を真剣に考えている証拠です。


しかし、その「歯がゆさ」や「イライラ」の正体は、お子さんへの「理想」ではなく、無意識に求めている「完ぺき」にあるのかもしれません。


この記事では、多くの中学生と保護者様を見てきたSTEPメソッドの根幹となる「大森哲学」から、その違いと、お子さんの「一歩」を引き出す関わり方についてお話しします。


🔳(理想と「完ぺき」は違う)


私たちは、保護者様の持つ「理想」や「志」は、高ければ高いほど良いと考えています。

それは、お子さんを未来へ引っ張る強いエンジンになるからです。


問題は、「理想(ゴール)」と「完ぺき(今日の状態)」を混同してしまうことです。


「理想」とは、未来のゴールです。

「完ぺき」とは、「今、この瞬間に」そのゴールと同じ状態でいることを求めることです。


例えば、もし私たちが「月」に向かって歩けるとします。

月という「理想」に到達するには、休まず歩き続けても12~13年かかると言われています。


それを、「明日までに月に着け」と言われても、それは無理な話です。

しかし、私たちは無意識に、お子さんに「100点」や「志望校合格(月)」という理想を提示し、今日の勉強で「明日までに」の結果を求めてしまいがです。


高い理想と、今日の現実。

そのギャップに、私たち大人は「腹が立って」しまうのです。


だからこそ、最初から「完ぺき」を求めてはいけません。

勉強とは、ジャンプではなく、階段を一歩一歩、上るようなものだからです。


🔳お子さんが赤ちゃんの頃を思い出してみてください。


昨日まで立てなかった子が、今日、震えながら「一歩」歩いた。

それだけで、私たちは手放しで喜び、感動しました。

「月(=一人で走り回る)」にはほど遠い、たった「一歩」です。


しかし、お子さんが成長するにつれ、私たちはその「一歩」が見えにくくなります。


「昨日より漢字を3つ多く覚えた」

「昨日より10分長く机に向かった」

という「一歩」を、「100点(完ぺき)」と比べてしまい、「成長していない」と感じてしまうのです。


これが、お子さんのやる気を削ぎ、保護者様のイライラを生む、本質的な原因です。


🔳では、どうすればいいのか。


それは、「何も言わない(放任)」ことではありません。

「完ぺき」を求める物差しを一旦しまい、「階段の一歩」を見つける観察者になることです。


STEPメソッドが提唱する「見守る」と「認める」

見守る(観察): お子さんが「今、どの段にいるか」を観察します。「月」ではなく「足元」を見ます。


認める(肯定): お子さんが「一歩」でも上ったら(例えば、宿題を言われずに始めたら)、その「事実」をそのまま認めます。

「えらいね」という評価ではなく、「あ、始めたんだね」という事実の肯定です。


待つ: 次の一歩を踏み出すまで、私たちは「完ぺき」を求めず、次の「一歩」を待ちます。


この「肯定から入る」サイクルこそが、お子さん自身に「あ、自分は進んでいるんだ」という小さな自信(=がんばることが、ちょっと好きになる)を持たせる唯一の方法です。


とはいえ、ご家庭で日々これだけを実践するのは大変なことです。保護者様も忙しいですし、なにより「月(受験)」までの時間も気になります。

私たちSTEP教育学館は、魔法のように成績を上げる塾ではありません。


お子さんの「今日の一歩」を見つけ、それを「認めて」自信に変え、次の「一歩」へ導く専門家集団です。


「STEP教育学館メソッド」は、お子さんが「昨日できなかったことが、今日少しできるようになった」瞬間を見逃しません。


もし、お子さんへの「理想」は捨てたくない、でも「完ぺき」を求めてしまう自分から抜け出したい、と感じていらっしゃるなら。


ぜひ一度、STEP教育学館の無料体験授業にお越しください。


私たちは、お子さんの「今の場所」を肯定し、「次の一歩」をどう踏み出すかを一緒に考えます。

押し付けの勉強ではなく、「がんばることが、ちょっと好きになる」きっかけを、体験しに来てください。


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