
毎日、家事に仕事に、子育てに。 本当に、お疲れ様です。
2025年11月10日 10:18
「子どものために、もっと時間を作りたい」 そう思いながらも、現実は目の前のタスクに追われ、 気づけば、スマホを見ながら「早くしなさい」と言ってしまう。
そんな自分に、少し疲れていませんか。
今日は、何かを「頑張る」提案ではありません。
むしろ、頑張ることを「やめる」提案です。
もし、1日の中で15分だけ、 「何もしない時間」を作れたら。
それが、お子さんとの関係を、そしてお母さん自身の心を、 劇的に変える「魔法の時間」になるとしたら、どうでしょうか。
【削る】
その方法は、とても簡単です。
1日15分だけ、 スマホを別の部屋に置き、テレビを消す。
完全に情報を「シャットダウン」する時間を作ってみてください。
最初は、ソワソワするかもしれません。
「あの連絡、返さなきゃ」
「ニュース見なきゃ」 頭の中に、いつもの“必要と思われる雑音”が流れ込んでくるでしょう。
でも、少し我慢して、その静けさに身を委ねてみてください。
私たち現代人は、情報を「入れる」ことばかりに必死で、 心を「空っぽにする」時間を、あまりにも持てていません。
この15分は、何かを我慢する時間ではなく、 お母さんが本来持っている「心の余白」を取り戻す、贅沢な時間なのです。
【整える】
その静けさの中で、もしお子さんが近くにいたら。
話しかける必要はありません。
ただ、静かに「観察(見守る)」してみてください。
スマホを見ながらでは気づかなかった、 お子さんの小さな変化が見えてくるはずです。
「あれ、意外と真剣な顔で宿題してるな」
「今日は、少し元気がない背中だな」
言葉を交わさなくても、 お母さんが「静かな心」で見つめていること。
その柔らかな「空気」は、必ずお子さんに伝わります。
「監視」ではなく「観察」。
それは、言葉以上の「対話」となり、 お子さんの心に、えも言われぬ安心感を与えます。
【滲む】
私たちは、「何かを変えよう」とすると、つい新しいことを「足そう」とします。
もっと話さなきゃ、もっと関わらなきゃ、と。
でも、本当に必要なのは、 余計な雑音を「削り」、 心の静けさを「整える」こと。
そうすれば、自然と、 お子さんへの愛情や、本来の優しい言葉が、 体の奥から「滲み出て」くるはずです。
この小さな「意識の転換(パラダイムシフト)」が、 頑張らなくても、子育てが少し楽になる、一番の近道です。
【結び】
まずは今日、15分だけ。
スマホを置いて、深呼吸してみませんか。
その静けさが、 忙しい毎日の中で見失っていた「大切なもの」を、 そっと浮かび上がらせてくれるはずです。