
定期テストでケアレスミスをなくす!「見直し力」を鍛える3つのトレーニング
2025年09月27日 07:41
ケアレスミスでどれだけの点数を失ったか。。。
前回のテストが終わって答案が返ってきた時、
「うわっ、わかっていたはずなのに!」
「なんでこんな計算ミスを…」と悔しい思いをした人はいませんか?
もしかしたら、保護者の方も「あと10点、いや20点は取れたはずなのに…」とお子様の答案を見て、ため息をつかれたかもしれません。
その悔しい失点の原因である「ケアレスミス」。
「うっかりミスだから仕方ない」
「次からは気をつけよう」で済ませてしまうと、この先もずっと同じ過ちを繰り返してしまいます。
今回は、そのケアレスミスを根本からなくすための「見直し力」を鍛える、3つの具体的なトレーニングをご紹介します。
① なぜ、ケアレスミスはなくならないのか?
テストで実力を発揮できる「テストに強い子」と、なぜか本番で失敗してしまう「テストに弱い子」。
同じ時期に塾に来て、同じように勉強していても、成績の伸びが全く違うことがあります。
その差はどこから生まれるのでしょうか?
一つの大きな原因は、「普段の練習が本番を想定したものではない」ということです。
「練習は本番のように、本番は練習のように」という言葉を聞いたことがありますか?
自宅でリラックスしながら解く一問と、試験会場の緊張感の中で時間制限に追われながら解く一問は、全くの別物です。この差を埋める意識がなければ、ケアレスミスはなくなりません。
「見直し」とは、テストの最後に余った時間でやる“おまけ”ではありません。
テスト時間内に得点を最大化するための、重要な戦略なのです。
② 「見直し力」を鍛える3つの具体的トレーニング
では、どうすれば「見直し力」は鍛えられるのでしょうか。
今日からご家庭で実践できる、3つのトレーニングをご紹介します。
トレーニング1:『本番モード』で問題演習する
普段の勉強から、本番と同じ環境を作り出すトレーニングです。
時間を計る:問題集を解くとき、「10分」と時間を設定し、アラームをかけましょう。
邪魔をなくす:その時間はスマートフォンを別の部屋に置き、テレビも消します。
中断しない:分からない問題があっても、すぐに答えを見ずに、時間いっぱい考え抜く、あるいは飛ばす判断をします。
塾の教室のような緊張感を自宅で作り出すことで、時間内に解き切るペース配分や、焦った時の自分のクセを把握することができます。
トレーニング2:『捨てる勇気』を持つ時間配分術
真面目に勉強している人ほど、「全部解かなきゃ」という気持ちが強く、難しい一問に時間を使いすぎて、後半の簡単な問題を解く時間がなくなる、という罠に陥りがちです。
テストの点数が伸びるのは「頭のいい人」よりも「要領のいい人」です。
ルールを決める:「1問1分考えて分からなければ、印をつけて次に進む」など、自分なりのルールを作りましょう。
全体を見渡す:テストが始まったら、まず全問題にざっと目を通し、解けそうな問題から手をつける癖をつけます。
テストは満点を取る競技ではなく、時間内に1点でも多く取るゲームです。
難しい問題に固執せず、解ける問題から確実に得点する「捨てる勇気」を養いましょう。
トレーニング3:『自分のミス専用ノート』を作る
「また同じ間違いしちゃった…」。そう、人は同じミスを繰り返す生き物です。
だからこそ、自分のミスの傾向を客観的に記録し、覚えることが何よりも重要になります。
伸び悩む子の特徴として、答え合わせの仕方に問題があるケースが多く見られます。
〇つけをして、赤いペンで答えを写して、終わり。これでは、また同じ過ちを繰り返すだけです。
ミスを分析する:間違えた問題について、「なぜ間違えたのか?」を言葉で書き出しましょう。
(例:「単位のつけ忘れ」「問題文の読み間違い」「xとyを逆にした」など)
ノートに記録する:その分析をノートに書き溜めていき、テスト前に見返すのです。
これがあなただけの「最強の参考書」になります。
何か失敗した時に、その場限りで注意して終わるのではなく、原因を分析し、次に活かす。
この習慣は、日常生活と学習能力に深く結びついています。
ご家庭でも、ぜひ意識してみてください。
まとめ:見直しの習慣が、未来のあなたを創る
今回ご紹介した3つのトレーニングは、特別な才能を必要とするものではありません。
意識を変え、「習慣」にすることさえできれば、誰でも実践できます。
「見直し力」は、テストの点数を上げるだけでなく、物事を客観的に見て、間違いを修正し、より良い結果を出すための力です。
これは、将来社会に出てからも必ず役立つ、一生モノのスキルです。
まずは、今日から問題集を解くときに、時間を計ることから始めてみませんか?
その小さな一歩が、次のテストの結果を大きく変えるはずです。
STEP教育学館では、このような『点数を取るための技術』や学習習慣の構築も、一人ひとりに合わせて丁寧に指導しています。
自己流の見直しに限界を感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
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