
定期テスト対策の決定版!副教科もおろそかにしない必勝勉強法
2025年09月28日 14:55
11月に入りますと、2学期を締めくくる最も重要なテストである「期末テスト」が近づいてきました。
中間テストと違って科目数も多く、「主要5教科の勉強だけで手一杯だよ…」「美術や技術家庭科は、とりあえず後回しでいいや」なんて考えている人はいませんか?
もし、あなたが少しでもそう思っているなら、ぜひこの記事を読んでください。
「副教科の成績なんて、高校入試には関係ないでしょ?」
実はそれ、あなたの将来を左右しかねない、非常に危険な“誤解”なのです。
【衝撃の事実】副教科は、内申点の約半分を占めている!
信じられないかもしれませんが、事実です。 特に、大阪府の公立高校入試では、内申点は以下のように計算されます。
中学1年生の評定:20%
中学2年生の評定:20%
中学3年生の評定:60%
つまり、中学2年生である「今」のあなたの成績が、すでに入試の点数の一部として確定していくのです。
そして、ここからが最も重要なポイントです。 内申点は、国語・社会・数学・理科・英語の主要5教科と、音楽・美術・保健体育・技術家庭科の副教科4教科、合わせて9科目すべての評定で計算されます。
この比率を計算すると、内申点全体のうち、副教科が占める割合は約44.4%にもなります。
これは、あなたが必死で勉強して手に入れた英語の「4」と、少し手を抜きがちな美術の「4」が、高校入試の内申点においては全く同じ価値(点数)であることを意味します。
副教科のテスト対策が、合否を分けるカギ
「でも、副教科って実技や作品も大事でしょ?」 その通りです。
しかし、評定を大きく左右するのは、何と言っても年に2回ほどしかないペーパーテストです。
副教科のテストには、以下のような特徴があります。
テスト直前に範囲表が配られる
授業であまり詳しく扱っていない内容が多く出題される
普段なじみのない専門用語が多く、暗記に時間がかかる
これらの理由から、多くの生徒が副教科の勉強を後回しにし、直前になって慌ててしまいます。
だからこそ、計画的に主要5科目の対策をした人が、テスト直前に圧倒的に有利になるのです。
ライバルが手を抜くところでしっかり点数を稼ぐ。
これこそが、受験を勝ち抜くための「戦略」です。
“後回し”にしない!副教科の必勝勉強法
範囲表をもらったら、即座に教科書に印をつける まずは敵を知ることから。
範囲表をもらったらすぐに教科書を開き、テスト範囲のページに印をつけましょう。
太字の語句、図や表の説明文は特に狙われやすいポイントです。
授業で使ったプリントは「宝の山」
先生がわざわざ用意してくれたプリントや、授業中に「ここ、大事だぞ」と言った箇所は、テストに出る可能性が極めて高いです。
ファイルにまとめ、完璧に暗記しましょう。
暗記は寝る前の15分を活用 専門用語などの単純暗記は、記憶が定着しやすいと言われる「寝る前」の時間を活用するのが効率的です。
英数の勉強で疲れた頭でも、暗記なら取り組みやすいはずです。
まとめ:副科目を制する者は、受験を制す!!
私立高校の入試では、主に中学3年生の実力テストの点数が重視されますが、学校によっては中3の2学期の通知表の提出を求められることもあります。
いずれにせよ、内申点が高いに越したことはありません。
主要5教科でライバルと差をつけるのは大変です。
しかし、多くの人が油断している副教科は、少しの努力で大きなアドバンテージを得られる「おいしい科目」なのです。
高校受験は、もう始まっています。
この期末テストから意識を変え、未来の自分のために、賢く点数を稼ぎにいきましょう!