
「塾に行きなさい!」は逆効果。中学生の反抗期に悩む保護者様へ。 「親が動く」最後の切り札とは。
2025年10月25日 09:21
その手詰まり感、痛いほどわかります
こんにちは。STEP教育学館塾長の大森啓司です。
中学2年生のお子様を持つ保護者様から、最近こんなご相談をよくいただきます。
「将来のために塾へ行かせたいのに、本人がまったく聞く耳を持たない」
「『勉強しなさい』と言った瞬間に、部屋に閉じこもってしまう」
「いっそ、仲の良い友達と一緒なら行ってくれるかもしれないが…」
痛いほど、お気持ちがわかります。
まさに「思春期・反抗期」のど真ん中。
昨日まで素直だった我が子が、急に親の言葉だけをシャットアウトするようになる。
最も大切な時期だと分かっているのに、親として次の一手が見つからない。
本当に焦りますよね。
でも、安心してください。
お子様が親の言うことを聞かないのは、「自立」が始まった証拠でもあります。
本日は、「なぜ彼らが反発するのか」という理由と、そんなお子様に対して親御さんができる「最後にして、最強の切り札」についてお話しします。
子どもは「説得」されたくない。
「自分で選びたい」だけ。
なぜ、中学2年生は親の言うことを聞かないのでしょうか。
彼ら(彼女ら)は、勉強が嫌いなのではなく、「親に言われたからやる」という状態が嫌いなのです。
「自分の人生は、自分で決めたい」 その思いが、親御さんから見ると「反抗」という形で現れているに過ぎません。
ですから、親御さんがどんなに正論で「塾の必要性」を説いても、それは逆効果。
「説得」しようとすればするほど、お子様の心は離れていきます。
この時期のお子様に必要なのは、論理的な「説得」ではありません。
彼らが「これなら、まあ…」と【自分で選んだ】と思える環境です。
そして、その「環境」を用意し、そっと提示することこそが、私たちが常々申し上げる「親の責務」だと考えています。
「これだ!」次の一手は、「第三者」と「選択肢」
では、具体的にどう動けばいいのか。STEPがご提案する「次の一手」は3つです。
「塾に行こう」ではなく、「場所を変えよう」と誘う
お子様は「塾=勉強を強制される場所」だと思っています。
そこで、看板を掛け変えましょう。
「家だと集中できないだろうから、静かな自習室だけ見に行かない?」
「話だけ聞きに行ってみない?」
目的を「勉強」から「場所」や「人」にすり替えるのです。
STEP教育学館では、まず「居心地の良い自分の居場所」として塾を使ってもらうことを歓迎します。
環境が人を育てるからです。
「友達作戦」の正しい使い方
「○○君も行くから行きなさい」は、最悪の一手です。
友情と勉強を天秤にかけさせられ、お子様は板挟みになります。
正解は、「○○君が通ってる塾、どんな感じか体験だけ行ってみない?合わなかったら、その場で断っていいから」と、決定権を本人に委ねることです。
「親が勧めるから」ではなく、「友達が行ってるから」という事実に乗っかり、「合わなければ断れる」という逃げ道を用意するのがポイントです。
親ではなく「第三者」に話させる
これが最強の切り札です。
結局のところ、お子様は「親に」言われるのが嫌なだけ。
利害関係のない「第三者」
例えば、塾の講師やスタッフといった「少し年上の信頼できる大人(=ナナメの関係)」の言葉なら、素直に聞くケースが非常に多いのです。
「家では反発ばかりなのに、塾の先生の話は素直に聞くんですね…」 これは、私たちが毎日のように体験することです。
説得は不要です。
まず「プロ」に会わせてください。
保護者様の責務は、お子様を無理やり「説得」することではありません。
お子様が自分で判断できる「選択肢(環境)」を用意し、そこに連れて行くことです。
STEP教育学館の無料体験は、「入塾テスト」の場ではありません。
また、我々が「入塾してください」と営業する場でもありません。
お子様が、「ここの先生(ナナメの関係)はどういう人か」「ここの環境(空気感)は自分に合うか」を、自分の目で確かめる場です。
親御さんが100回「塾に行け」と言うよりも、私たちのプロ講師が1回、お子様の「今」の悩みや興味(部活やゲームの話でも構いません)を聞くほうが、よほど効果があります。
「とりあえず、話を聞きに行くだけ。合わなかったらやめよう」
その一言だけで十分です。
親子関係をこじらせてしまう前に、まずは「環境を変える」第一歩として、STEPの無料体験をご活用ください。
お子様を連れてくるのが難しければ、まず親御さんだけのご相談(作戦会議)でも大歓迎です。
一緒に「次の一手」を考えましょう。