
「うちの子、やる気ないんです…」その悩み、今日で終わりにしませんか? カギは「やる気」ではなく、やる気がなくても動ける「仕組み」だった。
2025年10月26日 09:23
STEP教育学館の大森です。
「先生、うちの子、本当にやる気がなくて…」
「『勉強しなさい!』とガミガミ言ってしまう自分も嫌になるんです…」
面談で、保護者の方からこうした切実なお悩みを伺わない日はありません。
お子さんの将来を思うからこそ、勉強しない姿に焦り、つい強い言葉をかけてしまう。
しかし、言えば言うほどお子さんは心を閉ざし、親子関係までギクシャクしてしまう…。
その負のスパイラル、本当にお辛いですよね。
実は最近、私自身がボディーメイク(体のトレーニング)に取り組む中で、この「やる気」の問題について、改めて確信を得たことがあります。
多くの人が「やる気が出たらジムに行こう」と“やる気”を探している間に、私は「やる気がなくてもジムに行く仕組み」を作りました。
結果、体は確実に変わりました。
勉強も、まったく同じです。
もし今、お子さんの「やる気」が出てくるのをひたすら待っているのだとしたら、少しだけ視点を変えてみませんか?
1. 「やる気」という“気分”に振り回されていませんか?
そもそも、「やる気」とは何でしょうか。
それは、突き詰めれば「気分」です。
天気と同じで、晴れの日もあれば、雨の日もある。
「気分が乗らないからやらない」を許していたら、大切な時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
考えてみてください。
私たちは朝、顔を洗うとき、「よーし、やる気を出すぞ!」と決意するでしょうか?
歯を磨くのに、いちいちモチベーションは必要ありませんよね。
それは、「やる気がなくてもできる仕組み(=習慣)」が、すでに体に染みついているからです。
勉強も「歯磨き」と同じです。
問題なのは、お子さんに「やる気がないこと」ではありません。
「やる気がなくても、自然と机に向かえる仕組みがないこと」
ただ、それだけなのです。
2. 「行動が先、感情は後」これが鉄則です
「やる気が出たらやります」これは一見、前向きな言葉に聞こえますが、実は違います。
人間の脳は、「行動するから、やる気が出る」ようにできています。
面倒だな、と思いながらも、とりあえず最初の1ページを開いてみる。
1問だけ解いてみる。
すると、脳の「側坐核(そくざかく)」という部分が刺激され、「もっとやりたい」という意欲が後から湧いてきます。
これを「作業興奮」と呼びます。
つまり、「行動が先、感情(やる気)は後」
これが、勉強における絶対的な真理です。
大切なのは、「やる気」を無理やり引き出すことではなく、気分に関わらず「最初の1問」をスタートできる“仕組み”を設計することなのです。
3. STEPが実践する「やる気に頼らない」仕組みとはでは、その「仕組み」とは具体的に何でしょうか。
ご家庭でもすぐに試せる、しかし私たち塾がプロとして徹底している「仕組み」の一部をご紹介します。
「時間」で区切る(内容は問わない)「毎日2時間勉強しなさい」はハードルが高すぎます。
まずは「19時になったら、アラームをかけて机に座る」だけでいい。
内容は、好きな参考書を眺めるだけでも、英単語を1個覚えるだけでもいい。
「気分に関わらず、決まった時間に座る」という行動の“型”を作ることが第一歩です。
「始まり」を極限まで軽くするいきなり難しい問題集を開いてはいけません。
最初の1ページは「昨日やった復習」や「簡単な計算問題」だけにする。
小さな「できた!」という達成感が、脳を「作業興奮」モードに切り替えるスイッチになります。
「できた」を徹底的に“見える化”する終わったページに大きな花マルをつける。
私たちは、お子さんの「やる気」を無理に育てようとはしません。
その代わり、「やる気がなくても動ける学習の仕組み」を、時間割りやカリキュラムに組み込み、伴走するプロフェッショナルです。
4. 今日からできる「最初の革命」「やる気がない」と嘆く日々は、もう終わりにしましょう。
お子さんを責める必要も、保護者の方がご自身を責める必要もありません。
「やる気」という正体不明のものを探すのではなく、「やる気がなくても動ける仕組み」を、今日から作ってみませんか?
とはいえ、ご家庭だけでこの仕組みをゼロから作るのは、本当に大変なことです。
特に思春期のお子さん相手では、親御さんの言葉が素直に届かないこともあるでしょう。
だからこそ、私たちSTEP教育学館がいます。
私たちは、「勉強を教える」だけが仕事ではありません。
お子さん一人ひとりに最適な「学習の仕組み」を設計し、それが習慣として定着するまでをサポートする専門家集団です。
まずは、STEPがどのように「仕組み」を作り、お子さんの「行動」を変えていくのか。
ぜひ一度、無料体験授業で実感してみてください。
お子さんが「やる気」という言葉に振り回されず、淡々と、しかし確実に成長していく。
その「最初の革命」を、私たちと一緒にスタートしましょう。